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Q & A

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Q13:

ポリマー改質アスファルト混合物を舗設する際、ストレートアスファルト混合物と比べてどのようなことに注意すればよろしいでしょうか。

ポリマー改質アスファルト混合物を舗設する際の主な注意点についてご説明します。なお、詳しくは、当協会より発行しています改質アスファルトポケットガイド1)を参照して下さい。

1)敷きならしおよび締固め

①温度

ポリマー改質アスファルト混合物の舗設は、通常のストレートアスファルト混合物より高い温度で行う必要があります。しかし、温度が高すぎるとヘアクラックが生じたり、過転圧によるブリージングを起こしたり、あるいはタイヤローラに付着しやすくなる恐れがあります。メーカーの指定する温度を参考に管理してください。また、締固めは供用後の耐久性に大きく影響を及ぼすので、十分に締め固めて所定の締固め度を確保して、ポリマー改質アスファルトの性能を十分に発揮させてください。特にポーラスアスファルト混合物の場合、二次転圧にタイヤローラを用いるときは、混合物温度が高いとタイヤに付着しやすいので注意してください。

②付着防止処置

ローラは表面の付着物の有無、傷、空気圧(タイヤローラの場合)や噴霧装置を十分に点検整備しておきます。ローラへの混合物付着を防止するため、軽油や灯油、切削油乳剤や付着防止剤をスプレーで薄く噴霧したり、これらを塗布したシート上を通らせる等の対策が効果的です。ただし、軽油や灯油は混合物表面のアスファルトをカットバックする恐れがありますので、出来るだけ少量の使用にとどめてください。また、ポーラスアスファルト混合物の場合は骨材飛散の原因になるので、灯油や軽油の使用は避けてください。さらに、多量の水の噴霧は混合物の温度を低下させるため好ましくはありません。
タイヤローラの場合、転圧作業が始まり、タイヤが路面からの熱により温まるまでの間、タイヤに混合物が付着しやすいので注意してください。タイヤに混合物が付着した際には、直ちに付着した混合物の除去、清掃を行ってください。

2)交通開放

転圧終了後の交通開放は、初期のわだち掘れを抑えるために舗装の表面温度がおおむね50℃以下になってから行うこととされていますが、ポリマー改質アスファルト混合物の舗設温度は、ストレートアスファルト混合物より高い温度に設定されているため、その分だけ降温に時間を要します。表面だけでなく、内部温度にも着目して降温時間を十分に取るように施工計画を立ててください。必要な場合は、散水や舗装冷却機械による強制冷却工法も採用してください。

3)寒冷期の舗設

寒冷期や風の強い日などで温度低下が大きいと予想される場合、所定の締固め度が得られずにポリマー改質アスファルトの性能が発揮されなくなる恐れがあります。従って、製造、運搬、舗設の各段階で温度低下を防ぐ処置を十分に施し、所定の締固め度が得られるようにすることが必要です。

〈参考文献〉

1)日本改質アスファルト協会:改質アスファルトポケットガイド、2007.1

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