TOP協会のご紹介 > 協会ビジョン

協会ビジョン

日本改質アスファルト協会ビジョン

ビジョンを支える8つの柱

①環境保全への貢献

長寿命・LCC・資源の有効活用・CO2削減・中温化

 ポリマー改質アスファルトは、アスファルト舗装の塑性変形抵抗性や摩耗抵抗性を改善し、舗装の耐久性を向上している(長寿命)。そのため、舗装修繕回数を削減でき、それに伴い、LCC(ライフサイクルコスト)の低減、骨材やアスファルなどの資源の有効活用、舗装工事に伴うCO2削減に寄与している。これらを更に検証すると共に、向上を目指していく。また、ポリマー改質アスファルトの中温化技術を検証し、確立を目指す。

リサイクル

 舗装の維持修繕工事より発生するアスファルトコンクリート発生材は、再生アスファルト混合物として道路に再利用されるが、その耐久性は一般アスファルト混合物と同程度である。
 そこで、ポリマー改質アスファルトを利用したリサイクル技術を確立することにより、アスファルト混合物の耐久性を高め、資源の有効活用を図る。
 また、ポリマー改質アスファルト混合物の発生材が今後増加していくため、リサイクル技術も確立していく。

②製品の普及活動

ポリマー改質アスファルトの普及率の向上

 ポリマー改質アスファルトの普及率の向上のために、機関誌、ホームページ、パンフレット等通じて情報を発信し、また、他の機関誌、会議等にも投稿を行う。

機関誌・ホームページ・パンフレット等の継続発行

 ポリマー改質アスファルトを使用した舗装と、ストレートアスファルトやコンクリート舗装と比較し、その有効性(LCC、耐久性、走行感、安全性等)について、機関誌、ホームページ、パンフレット等を通じて情報を発信し、ポリマー改質アスファルトの普及に努める。

共同研究

 各機関との共同研究を行い、ポリマー改質アスファルトの更なる普及に努める。

③性能の維持と向上

性能の維持と向上

 ポリマー改質アスファルトは主に道路舗装の表・基層のアスファルト混合物に使用され、塑性変形抵抗性、摩耗抵抗性、剥離抵抗性、たわみ性を向上し、舗装の耐久性に寄与している。特に、雨天時の安全性や騒音低減が図れるポーラスアスファルト舗装には、ポリマー改質アスファルトが非常に貢献している。これらの性能の維持をすると共に性能の向上に努める。

④品質の確保

品質保証

 各メーカーは、各社の責任において製品を製造・販売し、当協会が定める品質規格を保証する。

需要家への保管・使用方法の徹底

 ポリマー改質アスファルトは、適切な管理・使用により十分な能力が発揮される。需要家にポケットガイドブック、機関誌、ホームページ、パンフレットなどを通じて、ポリマー改質アスファルトの適切な保管方法・使用方法を発信していく。

⑤規格・試験法の検討・普及

現試験方法の検証と新試験方法の検討と確立

 現在のポリマー改質アスファルトの試験方法は、混合物性能や舗装性能と関連付けることが難しいため、試験方法の見直しや改善が望まれている(性能規定化)。
 このため、新たな試験方法を検討し、標準化を目指す。

新試験方法の普及

 新たな試験方法の検討で得られた成果を、機関誌、道路会議・国内外学会に報告し、普及に努める。

⑥関係機関との連携強化

 ポリマー改質アスファルトの研究開発の一層の促進と、品質・機能・評価方法の向上を図るため、関連機関との連携を強化する。

⑦技術開発

用途の拡大

 市場調査や海外技術の動向調査を行い、新たなるポリマー改質アスファルトの開発や道路における表・基層以外の利用方法の検討も行う。また、道路以外の新規分野での可能性を検討し、新たなポリマー改質アスファルトの用途拡大を図る。

共同研究

 各機関との共同研究を行い、ポリマー改質アスファルトの更なる開発に努める。

⑧技術の蓄積と継承

技術の蓄積

 国内外のポリマー改質アスファルトの技術情報を収集・蓄積し、必要に応じてそれらの情報を発信していく。

研修会・講習会

 研修会・講習会を実施し、道路管理者、研究者並びに需要家に対して、ポリマー改質アスファルトの技術の普及に努める。

人材育成

 国内外の人材育成を推進し、ポリマー改質アスファルトの技術継承に努める。