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ご挨拶

「一般社団法人日本改質アスファルト協会」は、昭和53年に発足した「日本ゴムアスファルト協会」(発足当初の名称は「ゴムアスファルト懇話会」)が、平成4年に名称を変更し平成21年に一般社団法人となった、ポリマー改質アスファルト製造メーカー及びポリマー改質材メーカーからなる協会です。

当協会は、「ゴム、熱可塑性エラストマー、熱可塑性樹脂、その他ポリマー改質材入りアスファルト(ポリマー改質アスファルト)の製造・施工技術の向上及び多角的な需要の研究、調査並びにポリマー改質アスファルトに関連する情報の提供、研究成果の普及を通してこれに関連する産業の発展を図り、もって国民生活の向上および公共の福祉に寄与すること」を目的とし、国土交通省、各高速道路株式会社や各舗装材料団体とも協力しながら、次の事業を通じて舗装性能の向上や維持に貢献してきました。

 ① ポリマー改質アスファルトの品質の標準化、製造に関する技術の調査及び研究

 ② ポリマー改質アスファルトの多角的需要の開発及び普及

 ③ ポリマー改質アスファルトの製造・施工に係わる調査及び研究

 ④ ポリマー改質アスファルトに係わる需要及び技術動向の調査並びに情報の提供、研究成果の普及及び啓蒙

ポリマー改質アスファルトの性能に対する時代の要請も、大きく変化しております。発売当初からしばらくは、重交通の耐流動用、耐すべり止め用が主流でしたが、その後、安全・環境がキーワードに加わり、高機能(排水性・低騒音)用のバインダが時代の要求する製品となりました。また、近年では特殊機能を付加したバインダが要求され、寒冷地用の高機能型、交差点部でのねじれ対応用、リサイクル合材用、コンクリート床版橋面はく離対策用など、時代の要請は多岐に渡り、我が国におけるポリマー改質アスファルトは、今や道路舗装になくてはならない材料に成長いたしました。特に、ポーラスアスファルト舗装用に開発されたポリマー改質アスファルトH型は、高機能(排水性・低騒音)舗装の全国的な普及につながり、交通安全や騒音による沿道環境改善に大きく寄与しております。

一方、地球温暖化防止に向け、全産業に対して貢献が求められている中、ポリマー改質アスファルトにおいても、今後一層研究開発を促進させる必要があります。

今後も、国民の皆様に喜んでいただける道路舗装を目指し、ポリマー改質アスファルトの開発・安定供給に努力する所存ですので、引き続き皆様方のより一層のご支援とご協力を賜りますよう、心からお願い申し上げる次第です。

平成29年6月
一般社団法人 日本改質アスファルト協会
代表理事 横田 耕治